現在とあるお客様の提案を行っている。
要件としては、とある地方自治体とその地域の大学が協力して作成したプログラム(運動のようなもの)があり、その地域と関係のあるこのお客様のサイトでもそのプログラムと関連するコンテンツを展開しようというもの。
コンテンツの軸としては、
- そのプログラムのコアとなるユーザ層向けにプログラム支援ツール
- そのプログラムに関連のあるニーズを持つユーザ層に関連性を啓蒙するコンテンツ
- このお客様にニーズを持つユーザ向けにこの企業とプログラムの関連性の啓蒙
といった感じで考えてます。
あくまでもコンバージョンは「プログラム支援ツールへのユーザ登録」というところにあり、各ユーザ層を「支援ツール」を使ってもらうようなユーザ層に引き上げるようなイメージでおります。
そのようにコンテンツの設計はしたものの問題となったのは、
- どのようにユーザが流入してくるか?
- 流入するまでにはどのようなコミュニケーションが発生するのか?
という部分。
Webサイトである以上、まず真っ先に思いつく流入経路は検索エンジンではあるのですが、
- コアユーザ層のターゲットキーワードは、検索数が膨大で母数はあるものの、競合コンテンツも多く内部施策のSEOではどうにもならない
- そのプログラムに関連するニーズを持つユーザ層のターゲットキーワードは、検索数は普通で6万回/月(Google)であり、競合コンテンツも50万ヒットくらいで内部施策のSEOで攻略可能かもしれない
- このお客様に関連するニーズを持つユーザ層は社名検索(1万回/月 Google)でオフィシャルサイトに来るはずで、そのトップページから誘導する施策が考えられるが、そもそも今回のコンテンツがこのお客様と関連がなさそうなものであるため流入がそれほど見込めそうにない
といった状況です。検索エンジンからの流入のみを考えるとコアユーザ層はまず流入の見込みがなしという状況ということで、後者2層のユーザをどれほど取り込めるかがポイントです。
そこで下記のように試算してみました。
- Googleでの月平均の検索回数をユニークユーザ数とみなすと、6万+1万で7万人となる
- Yahoo対Google対その他のシェアが5対4対1であることから、87500人対70000人対17500人=175,000人の母数となる
- そのうちこのコンテンツに流入してくれるのは2割と考えると、175,000人×20%=35,000人
- さらにその中で、潜在的にコアユーザ層と同じニーズを持っている人を2割と考えると、35,000人×20%=7,000人
- さらに今回の「支援システムに登録する人」の割合を世の中のコンバージョンレート3%とみなすと、7,000人×3%=210人となる。
そもそも、月間平均検索回数をユニークユーザと捕らえるのは無理があるし、流入の割合が2割という点も多い気がしているが、今回の場合コンバージョンレートをもう少し高く見込むこともできるかもしれない。が、それにしても420人が限度だとは思います。
今回、お客様的には2,000人の登録を目標としており、それに遥か及ばない。そうなると検索エンジン以外の流入を設計する必要がある。
- リスティング広告:コアユーザ層のターゲットキーワードは人気のため、関連ニーズのキーワードで攻めることになるはず
- 媒体への出稿:コアユーザ層のターゲットキーワードに関連する媒体は大きいものがあるためそこへの出稿はコアユーザを引き込む施策としては最適かもしれない
- ブログパーツ:流入してきた後に、このコンテンツに肯定的かつブログを持っている方がいることを想定し、その方のブログでの紹介などを考えると、企業側からそのきっかけを与えるという意味で有効に思う。たとえ10個のダウンロードだけであっても、1ブログの1日あたりの平均ページビューが50あれば、10DL×50PV×30日=15,000回のインプレッションといえる。しかも、コアユーザのブログの場合、閲覧する方も同じ志向性のユーザである可能性が高く、ブログパーツからのコンバージョンも3%以上を見込めるはず。
- 何かしらのメディアに取り上げられる可能性はあるためそれを待つ(笑)
お客様的には今回のコンテンツのために広告料を出す気はないだろうと思われるため、実質ブログパーツが有力に思える。
今日時点では以上のように考え、この考えは必要と思いプロジェクトメンバーにはメールで送ってみた。たぶん、何深く考えすぎてるんだと思われるだろうなと感じつつ(笑)
特に営業は、前回の提案でなんとなくブログパーツを提示した際に先方の食いつきが悪かったということで、数字がないのであれば削りたいと言ってきていた。実際、どれほどの効果があるかは統計データを見つけることは出来なかったため、ブログパーツの見せ方はレベルを下げてみせることになった。実はこの件があったから、必要性をどうにか訴えたくて今回の考えをまとめたという経緯です。
今日数時間で考えたものなので考え方に穴はあるかもしれないが、今回はユーザがどのようなコミュニケーション、インタラクションを持つかという部分と流入経路の考え方を今まで以上に強く考えることが出来たため非常に勉強になった。
久しく考える時間がなかったけど、やはりこういう風に論理的に考えることが自分は好きなようです。さらに考えに箔をつけれるように勉強していこうかなと思います。

