dIke: 2008年8月アーカイブ

さて、昨日の日記では自分の理想のゴールを考えてみたわけですが、目標を立てたところでそれに対する戦略がなければ意味がないということで、それを徐々に考えて行こうと思います。

今日は、チームのメンバーに対して、どのように進めれば達成感を感じてもらえるかを考えてみました。

自分が思うに、この達成感ってのは満足ってだけじゃなくて、次の仕事へのモチベーションにも繋がる大きな要因です。たとえ、それが失敗であってもタダの失敗であってはならないと思います。そのためにはその失敗というのは「トライ&エラー」の「エラー」でなければならないなと考えています。ま、そのエラーが最後に怒って事故っては困りますが(笑)

ってことで「トライ」が重要になるんですね。そのトライすべきものは自分が要件として与えるものもあるかと思いますが、それじゃーつまらないでしょ。是非自分で「トライ」するものを見つけてもらいたい。

でも、うち以外の制作会社でもそうだと思いますが、今の若手の子達は自分で考えるということが苦手な印象です。それは、それっぽいことを言えば、進学のための勉強が主眼に置かれる教育だとかって感じなのかな。それってクリエイティブな仕事を生業にする以上、あまり好ましくないと思う。確かに今は、要件を実現するのに必要なノウハウを研修なりで付ければいいわけですが、Webの世界は数年後には現状とは大きく変わった世界が待ち受けている業界。その時代で主力になっているであろう今の若手に台頭してきてもらわなくてはたぶん会社的にも困るはず。ま、そう考えている管理職は少ないでしょうね。

そんな思いがあるから、チームのメンバーには是非自分の案件で成長してもらいたい。
そのために何をするかですが、単純に要件を伝えたうえで「何をやりたい?」と考えさせるだけ。
企画の人、デザイナの人は考えて形に出すから比較的いい。中には要件以外のことが出来ない教えてちゃんもいるからその辺は攻めてみようと思うけど。
問題はコーダーね。末端の人はほんと言われたことをやればいい。ないものを形にするんだから生産的活動にも見えるけど、個人的にはベルトコンベアーの脇に立って流れ作業をこなす量産的活動に思える(「生産的」というのもいまいちしっくり来ない言い回しだけど)。
原価云々の問題がネックだけど、本当にいいものってそういう活動の中じゃないと生まれないと思うので、チャレンジしてみたいと思う。

あと問題なのは正式なアサインは動き出しの直前にならないと出来ない。それでは「トライ&エラー」の回数を増やすことが出来ない。この辺をどうにかうまく統制できないか考えてみたい。

この考えは効率化を偏重する今の社会(会社)に相反する考えだけど、それでバツが悪くなるならそれはそれで仕方がない。そういう真に生産的活動ができる環境を探そうと思う。ディレクターという考え方よりも、ファシリテーターが理想かもしれない。

これを実践するためにもまずは当たり前のことが当たり前に出来るレベルまで到達することが最優先課題ではありますが(笑)
自分にとっても今はトライ&エラーの最初の「トライ」の時期。一般的なところを学んで、その中で違和感を感じるものは自分なりの解決策を見つけて、そして失敗していこうと思います。
「あっ」


という間に時は過ぎ去り、すでにディレクタに異動して新米らしい業務を行っております。

最初は営業との打ち合わせに始まり、営業からもらったこれまでの先方とのやり取りのメールから課題を抽出して課題管理表を作成したり、暇だったので知らない案件の打ち合わせに参加させてもらって議事録とってみたり、新規案件の概算スケジュールを作成したり、先方との打ち合わせに向けてアジェンダ作って打ち合わせでは議事録取って...。

こういうのもあれだけど、むっちゃディレクターっぽいことしてる。とは言っても色々やらせてくれる先輩がそばにいるからですけどね。

無難に何でもこなせているかというと全然そんなことはなくて、色々とコーダーとのギャップは感じていて、まだまだだなぁということにちょくちょくぶつかっています。例えば議事録の取り方1つでもまとめ方が下手だなぁって感じで(笑)

あと、コーダーセクションからディレクタに移ってきて知ったこともいろいろあります。予算に対するシビアな考え方だとか、仕事の流れだとか、視点が変わっただけでだいぶ違って見えてます。
そして何より感じたのが、色んなトラブルが日常的に起きていたんだなぁってこと(笑)

コーダーのところにいたところはたまに事故として共有がされていたけど、その何倍かをディレクタが事故になる前に火消ししてくれていたんだなぁと。この1週間はかなり「今までごめんなさい」って気分だった(笑)

さて、タイトルに関する本題はここからなのですが(と言ってもそんな大げさな話しじゃないですが)、
今日自分が所属するグループのMTGがあった。自分は個人の案件を持っていないので傍観者ではあったのですが、年次が上の人も下の人も様々な問題を各案件で抱えているんですよね。
お客様のこと、お金のこと、デザインのこと、営業のことなどなどなどなど。
どれもこれもが「これが答えだ!」とは言えないものばかりです。

コーダーだったころは、ブラウザの崩れだとかJavaScriptの作成だとか、
誰がやってもその作業がゴールしたときに目に見えるものはほとんど同じだった。

でもディレクタの仕事では、同じ問題であっても担当するディレクタが違えば色々な形の解決がなされる。目に見える「デザイン」だとか「JSの動き」だとかも全く違うものが出来上がる。

でもそれはそれでゴールなんですよね。

形は違えどゴールはゴール。なんだかコーダー的な考えでは違和感が最初あった。
けどすぐに思いました。
ディレクタのゴールに共通するものは「お客様の満足」なんだなぁと。
その打ち合わせの段階ではこれが自分なりの答えだったのだけど、なんだかこれにも違和感が残っていました。

「お客さんが満足してくれればそれでいいのかな?」
「お客さんが満足しても実際にはエンドユーザが満足しないとだめだぞ」

と。じゃあ、エンドユーザが満足出来るものが完成すればそれが正しいかと言えばそうではなく(Webの性善説ではこういう論調はありますが)、やはりお客様の満足は必要不可欠な要素だなと。

となると本当のゴールは何なんだろうとなります。
で、今思っている範囲では次のような結論です。

・要件を満たすことは1つのタスク
・お客様の満足を得ることも1つのタスク
・エンドユーザの満足を得ることも1つのタスク
・予算内に収めて会社的な満足を得ることも1つのタスク
・チームのメンバーが達成感を得ることも1つのタスク
・自分が達成感を得られることも1つのタスク

つまり、これらの様々な要因が「納得」してくれるものはなんだろうと考えて目標を持つことがまずは大事かなと。
そしてその目標を達成するように動かして「納得」させることがディレクタのゴールなのかなぁと。

「自分との戦い」って感じに近いかな。

でも非常に難しいだろうなぁと思う。
経験が無い今だと「これを出せば納得してくれるべ」って思っても読み違えることが多いだろうしね。ま、最初のうちは失敗するタイプだし、理想を求めて試行錯誤ですね。

なので今から要件定義に入る案件ばかりなのでそこで色々な目標を立てて「納得させれるディレクション」を目標にしたいと思います!

ま、これも1年後には古い考え方になっているかもしれませんが(笑)、それは成長した後に見えてくれるものでしょうし、今の自分にとってはちょうどいい難しさの理想なのでしばらくはこれで楽しみたいなと思いまーす。

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